朝食の欠食とむらはメタボ発症につながりやすい
おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
たった1回の人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化がさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに糖尿病などの生活習慣病が増えるのは間違いないです。
そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。
「家庭の味」遺産になる? 手作り減少
調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。
食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。
・食育の重要性は1985年頃に気づいた。
・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。
・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。
・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る
・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。
子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)
8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。
食生活は悪化し続け、心身の健康状態は悪化の一途であり、2011年の人間ドックの異常者は92.8%です。
2011年国民健康・栄養調査結果の概要
◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。
データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。
ランセット2011年9月日本特集号
(世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)
◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。
このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授
◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。
国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。
日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。
東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授
2005年7月に食育基本法が施行され、時間と経費をかけていても
・主食がお菓子になり
・コメはパンにも抜かれて第3位になり
・野菜・果物の消費量は下がり続け、含有栄養素も激減し
・魚の消費量も減り続け
「食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」
検査すると食事の栄養素は十分に含有されていない
1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。
食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。
食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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朝食を食べたり食べなかったりという不規則な生活習慣性が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の発症に影響しているという研究結果を、東京慈恵会医科大学総合健診・予防医学センターの和田高士教授がまとめた。4月14日に第110回日本内科学会総会・講演会で発表した。
朝食を食べたり食べなかったりする人は、毎日食べる人よりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になるリスクが女性で4倍以上、男性では2倍近く高くなるという。
和田教授らは、2004年4月~2009年3月に、2年以上連続して受診し、初回はメタボリックシンドロームと判定されなかった30歳~59歳の男女6,104人を対象に調査した。
人間ドック受診時に、朝食摂取日数ほか18種類の生活習慣(食事エネルギー、塩分、バランス、1週間での夕食の外食回数、間食回数、夜食回数、食事スピード、1週間のエタノール摂取量、喫煙本数、喫煙年数、禁煙後年数、受動喫煙の有無、1日の身体活動時間、汗をかくような運動時間、月間休日日数、睡眠時間、疲労回復度、歯磨き回数)、治療状況などを調べた。
さらに人間ドックの結果から、メタボリックシンドローム診断に必要な検査、腹囲、血圧、脂質、血糖の検査データを抽出した。腹囲は女性80センチ、男性85センチを基準とした。
初回はメタボリックシンドロームに該当していなかった30~59歳の男女6,104人について、その後メタボになったかどうかを朝食を食べる回数別に分析した。
1週間の朝食摂取日数により「6~7日」、「3~5日」、「2日」、「0~1日」の4群に分け、その後にメタボリックシンドロームを発症したかどうかを、朝食を食べる回数別に分析した。分析結果を年齢、喫煙有無、食事摂取量、飲酒量で補正した。
1週間に朝食を食べる回数の頻度の比率は、男性では「6~7日」が63.0%、「3~5日」が17.0%、「2日」が6.9%、「0~1日」が13.0%、女性では「6~7日」が69.6%、「3~5日」が18.4%、「2日」が4.1%、「0~1日」が7.9%だった
メタボリックシンドローム発症を、「6~7日」群を基準にして比べたところ、男性では「3~5日」群が1.43倍(ハザード比 1.43、95%CI 1.05-1.95)、「2日」群が1.89倍(ハザード比 1.89、95%CI 1.27-2.81)という結果になった。女性では「2日」群が4.52倍(ハザード比 4.52、95%CI 1.54-13.3)になった。
「生活習慣病の代表であるメタボリックシンドロームの発症には、朝食をとったりとらなかったりするといった不規則な食生活が関与しています。朝食をほとんどとらない、つまり乱れがなければメタボ発症に影響を及ぼさないことも示されました」と、和田教授は話す。
平成21年国民健康・栄養調査結果(厚生労働省)によると、習慣的に朝食をほとんど食べない人は、男性10.7%、女性6.0%。男女とも20歳代(男性21.0%、女性14.3%)、30歳代(男性21.4%、女性10.6%)では比率が高くなっている。
「近年、夜更かしなどによる生活リズムの乱れから、不規則な朝食習慣が増えています。今回の研究では、朝食摂取の乱れは生活習慣の乱れにつながることが示されました。"朝食を抜くと太る"という通説は必ずしも正しいとはいえず、朝食のカロリー摂取量は、1日の総カロリーの増加に比例しているという研究も発表されています。ただし、子どもでは、朝食の欠食が学力や運動に影響するので、朝食は抜かないでほしい」と、和田教授は強調している。
(出典:一般社団法人日本内科学会)
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