1日3食元気の味方 多忙でも規則正しく
おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
朝食の重要性はよく言われていますが、東京大学の学生はほとんどが子供時代から毎日朝食を摂ってきたそうで、脳、学力への影響が伺えます。
・朝食の欠食とむらはメタボ発症につながりやすい
・「朝食抜きはダメ」 脳スキャンが示唆
・肥満予防に朝食のススメ 何を「いつ」取るかが大事
・健康のためにすること、首位は「朝食を毎日食べる」
・朝食論争をメタアナリシス 結論は朝食は子供の頭のためにいい
この記事のバランスの取れた1日の食事例には大きな疑問があり、朝食内容が洋食で特にマーガリンをすすめているところです。
マーガリン、ショートニングに多く含まれるトランス脂肪酸は有害なので日本以外の先進国では販売禁止などの規制がされていますが、日本は有害なほど摂取していないとして何もしていません。
朝食も和食にすれば摂りたくないマーガリン、ショートニング、牛乳は摂らなくてすみます。
たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに糖尿病などの生活習慣病が増えるのは間違いないです。
そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。
「家庭の味」遺産になる? 手作り減少
調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。
食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。
・食育の重要性は1985年頃に気づいた。
・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。
・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。
・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る
・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。
子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)
8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。
食生活は悪化し続け、心身の健康状態は悪化の一途であり、2011年の人間ドックの異常者は92.8%です。
2011年国民健康・栄養調査結果の概要
◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。
データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。
ランセット2011年9月日本特集号
(世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)
◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。
このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授
◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。
国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。
日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。
東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授
2005年7月に食育基本法が施行され、時間と経費をかけていても
・主食がお菓子になり
・コメはパンにも抜かれて第3位になり
・野菜・果物の消費量は下がり続け、含有栄養素も激減し
・魚の消費量も減り続け
「魚を食べると頭が良くなる」
「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」
(イギリス脳栄養化学研究所のマイケル・クロフォード博士)
・いつまで続く「魚食民族日本人」 魚離れ深刻
「食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」
検査すると食事の栄養素は十分に含有されていない
1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。
食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。
食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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肥満防止、体内時計の調整 脳に栄養 ホルモン活性化
食事はなぜ1日3回が基本なのか。現代人は忙しく、3食をきちんと取らない場合も多い。しかし、3食の習慣が崩れると脳へのエネルギーが不足がちになるほか、1回の食事量が増えて肥満や生活習慣病などにつながる可能性もあると専門家は指摘する。健康維持には、やはり1日3食がよいといえそうだ。
明治期以降に定着
日本で朝昼晩と3食取る習慣が広まり始めたのは、江戸時代後半といわれている。それまでは力仕事をする人などを除き、2食が一般的だった。それが菜種油などを使った明かりの普及や娯楽の広がりなどで1日の活動時間が延び、次第に3食取るようになった。明治期以降は、人々が時計に合わせて生活するようになり、3食が定着した。
しかし現代は生活習慣が多様になり、3食を規則正しく取るのが難しくなっている。忙しさや面倒くさいという理由から、1日を2食、極端な場合は1食で済ませるケースも増えている。これに対し、元国立健康・栄養研究所長の小林修平・人間総合科学大学特任教授は「1日3食の習慣を崩すのは栄養バランスの観点から好ましくない」と話す。
1日2食以下にすると「エネルギーを充足したいという脳の作用から、1回の食事量が過剰になる。力士などは身体を太らせるためにあえて食事の回数を減らすことがあるが、一般の人は3食が理想だ」と強調する。例えば朝食を抜いた場合、昼は高カロリーのメニューを頼んだり、ごはんを大盛りにしがちになる。これが習慣になれば「肥満や生活習慣病の原因にもなる」と小林特任教授は訴える。
同志社女子大学の小切間美保教授は1日3食の重要性を、脳へのエネルギー供給の点から訴える。人は脳活動の栄養源であるグリコーゲンを1日当たり約120グラム必要としている。だが、肝臓で作られるグリコーゲンは1回の食事で最大60グラムが限度で、5~6時間しかもたない。食べ過ぎないで1日2食を実践したとしても、グリコーゲン不足になる可能性がある。
小切間教授は「脳は眠っていても活動している。脳を十分に活動させるためには3回の食事が有効だ」と話す。順天堂大学の白澤卓二教授も「脳に行き渡る栄養源が不足すると脳の萎縮を招く。3食をきちんと取ることで萎縮を防げる」と語る。3食の習慣が老化やボケ防止に役立つ可能性があると強調している。
人には約1日のリズムを刻む「体内時計」が備わっており、体温や血圧、血糖値などを調節している。女子栄養大学の蒲池桂子教授によると、規則的に3食取ることが調節機能維持に役立つという。
食事はホルモンバランスを保つのにも貢献している。最近の研究で、人では時間帯により働くホルモンが異なっているのが分かった。これらのホルモンの働きを活性化するのが食事だという。
朝食は1日のスイッチを入れる、昼食は消費エネルギーを補填する、夕食は体を作る――。蒲池教授は意義を強調する。特に重要なのは朝食。「朝抜くと血糖値を下げるインスリンが作用しにくくなり、体を動かしにくくなる。肥満にもつながる」と説明する。人間総合科学大学の小林特任教授によると、夜勤などで昼に起きる人では最初の食事が朝食に相当するという。
しかし朝昼晩と食事を取ることがよいといっても、ただ食べるだけでは意味がない。「深夜まで深酒して高カロリーの食事をとり、それで3食というのはナンセンス。質の高さが重要だ」(白澤教授)
野菜ジュース活用
質を高めるにはどんな工夫が必要か。まずはバランスやカロリー。国がまとめた「食事バランスガイド」などを参考に、腹八分目を心がける。夜あまり遅い時間に食べないなど、規則正しく取るのも大切だ。これを基本に毎日の食生活を実践しよう。ただ最初から完璧さを求めず、できるところからやるのがよい。
白澤教授のお勧めは生野菜のミックスジュースを毎朝飲む習慣をつけること。「野菜に含まれるポリフェノールが脳の萎縮につながるアミロイドβの働きを抑える」と話す。
高齢者の食事については、細かい配慮が必要になる例もある。小林特任教授は「朝はおかゆなど消化のよいものを。昼はビスケットや茶菓子程度にする。逆に夕食は寝る2時間前までにたんぱく質を多く含む食品を食べて、体を作るとよい」と指摘する。
食事はコミュニケーションの一つとしても大切だ。一人暮らしが増え、家族でも生活スタイルがばらばらなケースが多いが、「できるだけ友人や家族らと食卓をともにするよう心がければ、精神面の健康を保つのにも役立つ」と小林特任教授は訴えている。
ひとくちガイド
《ホームページ》
◆食習慣の改善や食事のバランスを知りたいなら
厚生労働省「メタボリックシンドロームを知ろう」の予防・改善編
《本》
◆長生きに役立つ食事法などを紹介
「白澤卓二さんの100歳まで『元気で若い人』の食事」(白澤卓二著、PHP研究所)
(出典:日本経済新聞)
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