2010年8月30日月曜日

帯状疱疹:高齢化で増加 症状重いと神経痛に 早めの受診が大切

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私も数年以上前に帯状疱疹になったことがあります。
痛みと発疹があり、近くの皮膚科に行くと一目発疹を見ただけで
帯状疱疹と診断され、抗ウイルス剤を1週間飲むように言われて
同時に皮膚につける軟膏を処方されました。

当時は仕事が忙しくて睡眠時間は3時間程度だったので免疫が下がって
発症したのだと思います。

すぐにインターネットなどで詳しく調べてから抗ウイルス剤を1週間飲み、
睡眠時間を増やし、免疫を上げることをいくつもやり、数日しないで
キレイさっぱり完治して主治医が驚いていました。
軟膏は使わなかったです。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。

****************************【以下転載】****************************

日本人の6~7人に1人がかかると言われる帯状疱疹(たいじょうほうしん)。最近のデータによると、夏場のこの時期、1年のうち最も患者数が多く、高齢化とともに発症率は増加している。60代以上の発症者の4人に1人は発疹(ほっしん)が治っても、痛みが長い期間残る「帯状疱疹後神経痛」になるといわれ、これを防ぐためにも、早期治療が大切だ。

◇水ぼうそうウイルス、免疫力低下で発症

東京都杉並区に住む女子高校生(16)は昨年9月の朝、突然の激痛で起き上がれなくなった。肌の表面に異常は見られないものの、背中から腹部にかけて斜めに痛みが走り、はうようにして近くの内科に駆け込んだ。痛み止めなどを飲んだが翌日も改善せず、もう一度受診。帯状疱疹が疑われるとして、抗ウイルス薬を処方された。3日間学校を休んだものの、1週間ほどで痛みは消失した。

母親(49)は「発疹などが出なかったから、最初は仮病かなと思った。入学してから部活動に忙しく、毎日重い楽器を背負って通学していたから疲れが出たのかも」と振り返る。

帯状疱疹は子供がかかる「水ぼうそう」と同じ「水痘(すいとう)-帯状疱疹ウイルス」によって引き起こされる感染症の一種。このウイルスに初感染すると水ぼうそうになるが、このときに増殖したウイルスが、神経の根本である「神経節」に入り込み潜伏する。何年、何十年か後に、何かのきっかけでウイルスが再び活性化し暴れ出すと、帯状疱疹になる。

東京慈恵会医科大青戸病院の本田まりこ皮膚科教授は「最近の研究で、水痘-帯状疱疹ウイルスを監視している『メモリーT細胞』の減少によって発症することが分かってきた」と説明する。このT細胞が減少する要因として、過労やストレス、加齢などが挙げられ、がんや糖尿病など、免疫力が低下する病気の人もなりやすい。このため、帯状疱疹の重症患者からは、エイズウイルス(HIV)感染など免疫力を低下させた別の病気が見つかる場合もある。

帯状疱疹は高齢者に多い病気だ。宮崎県皮膚科医会などが13年間で約6万4000人の患者を調べた大規模調査(宮崎スタディ)によると、09年の帯状疱疹の発症率は97年に比べて33%も増加した。結果をまとめた外山望・外山皮膚科院長(同県日南市)は「県内の人口は13年間で約4万人減っているのに、高齢化とともに患者数は増えている。特に60代以上の女性の増加が顕著だ」と指摘する。

幼児期に水ぼうそうにかかって増えたT細胞が減少してくる10~20代も、患者が増える年代だ。一方、水ぼうそうの子供に接触することで、その周りの人たちは「追加免疫効果」が得られるため、子育て世代や保育士といった職業は発症率が低いことで知られる。宮崎スタディでも30代の発症率が最も低かった。

帯状疱疹の症状は、最初に刺すような痛みや皮膚にヒリヒリするような知覚異常が数日~1週間ぐらい続く。やがて痛いところに赤いブツブツ(発疹)が現れ、水ぶくれも多発する。水ぼうそうは全身に広がるが、帯状疱疹は知覚神経に沿って症状が表れるのが特徴。背中や腹、顔や首などに出やすい。

神経節で眠っていたウイルスは増殖しながら神経を通って皮膚表面に向かう。痛みを感じるのはウイルスが神経を刺激して炎症を起こすためだ。夜も眠れないほどの激痛を感じる人もいれば、かゆみ程度の人もいて、痛みの度合はさまざまだ。

皮膚の発疹や水ぶくれはかさぶたになり、いずれ痛みも消える。しかし、皮膚症状が治っても一部には痛みが続く場合がある。これは帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、数年続く人もいる。駿河台日本大病院の小川節郎院長(麻酔科)は「高齢者に多くみられ、帯状疱疹の症状が重い人ほどなりやすい」と話す。

神経の炎症が続くことによって神経が損傷し、新たな痛みが生じると考えられている。こうした合併症を防ぐためにも、帯状疱疹の早期に炎症や痛みを取る治療が大切だという。

治療にはウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬のほか、痛みを取り除く薬が使われる。抗ウイルス薬は最後まで飲み切ることが大切という。本田教授は「欧米では帯状疱疹で抗ウイルス薬とともに、神経の興奮を抑える抗うつ薬や抗けいれん薬が使われる。帯状疱疹後神経痛への移行を抑えるためにも、早期からそうした治療が必要だ」と指摘する。

(出典:毎日新聞)

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