2012年7月16日月曜日

帰る日まで健康守る 津波は老化を持ってきた


おはようございます。

ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





311大震災は人は動物であり、動くことの重要性を再認識

させてくれました。



筋肉は実に正直なので、動かないといずれ動けなくなるのは

宇宙飛行士が宇宙ステーションで毎日毎日2時間のトレーニングを

ミッションとして継続していることでわかります。



・動かないと動けなくなる

・動かないと認知能力も低下する

・動かないとQOL(生活の質)が低下する

・動かないと老化が進む



私の母は1日10,000歩程度のウォーキングを日課としていましたが、

入院して歩くことを禁じられて寝かされてからたった1週間で歩くことも

立つことも出来ない寝たきりになり、認知症は顕著に進行しました。





アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは

「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨに

なるからだそうで、努力しだいでは解消できるそうです。





日本人はWHOから65%が運動不足と指摘されていますが、

人間も動物なので運動は食事同様に重要な健康薬になります。



運動目的により変わりますが、よりよい運動効果を望むには

年齢や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせが重要です。



逆に過度な運動は健康にはよくないことは知られていないようですが、

万病の原因・活性酸素が過剰発生し、

動脈硬化を促進して健康を害します。





加齢とともに筋肉は脆弱化していくので年齢が高まるほど運動の

必要性が高まりますが、便利なこと・ものが増えて日常生活は楽になり、

日常生活での運動量・強度は減ってきています。



加齢にともなう生体機能の低下.jpg



機能・気力・体力・活力の変化2.jpg



運動強度と心身の健康.jpg



運動不足を感じている人は日常生活の中にトレーニング要素を

入れることをおすすめしますが、やるかやらないかだけで、

やらない理由は見つけにくいと思います。



運動指針2006.jpg



今後行ってみたい運動種目.jpg



健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので

健康状態をよくし、体力をつけたい人はお互いに顔晴(がんば)りましょう。





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。





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****************************【以下転載】****************************



「体重減った? 血圧はいいあんばいよ」



盛岡市で6月21日、市内で避難生活を送る岩手県大槌町民のお茶会が開かれた。約30人が久々の再会に沸く中、血圧計を手に笑顔で飛び回る女性がいた。黄色いベストの胸には「保健師」の文字。岩手看護短期大教授の鈴木るり子(63)だ。



月1回のお茶会に昨年12月から通う。全員の血圧、体重を測り結果を各人が持つ「健康手帳」とパソコンに記録。手帳は鈴木が作った。住民の健康管理に役立つ血圧などのデータは「いつか大槌に帰ったとき、町の財産になる」。強い口ぶりに保健師として復興を支えていく決意がこもる。



短大教授に転じた2004年まで28年間、大槌町役場の保健師として暮らしに密着した活動を続けた。



震災発生の2日後、短大のある同県滝沢村から中心部が壊滅した大槌町に戻った。避難所の衛生状態は悪く、多くの人が治療や服薬を中断。被災者の自殺も懸念された。「生き残った人を、これ以上死なせるわけにはいかない」。まず必要と考えたのが安否と健康状態の確認を兼ねた「全戸訪問調査」だった。



調査は町の協力を得て昨年4月22日~5月8日に実施。鈴木の呼びかけに応え、全国から集まった137人の保健師らが農家の作業小屋に寝泊まりして各家庭を訪ねた。約5千人に面接し、人口の86.8%に当たる町民の安否を確かめた。



調査の結果は、震災が健康に与えた影響を浮かび上がらせた。



代表例は高血圧。血圧測定を受けた1113人の61.8%が高血圧症だった(06年の全国平均は45.1%)。震災後、3人に1人が高血圧を発症したり悪化させたりしたと推定された。



「津波は老化を持ってきた」と痛感する。避難所や仮設住宅では運動やおしゃべりの機会が減り、多くの高齢者が心身の調子を崩した。身の回りに姿見や体重計がないためか、体重が10キロ減ったのに自覚のない人もいたが、住民と長く接してきた鈴木には分かり、ケアできた。「災害時ほど保健師が必要なときはない」。短大でも、平時から地域を回る活動の重要性を学生たちに説く。



保健師の視点から復興のあり方について提言を続ける。各地で講演する機会も増えた。



町外で暮らす高齢者が早くふるさとに戻り、余生を過ごせるようにしたい。24時間の見守りシステムのある住まいを整備する構想を温める。全戸調査の経験を下敷きに、大規模災害の被災地で活動する保健師チームの創設も提案。医師でつくる災害派遣医療チーム(DMAT)の保健師版だ。



大槌町では昨年秋から塩分の多い食生活を改善するキャンペーンが始まった。仮設住宅の集会所などで高血圧予防につながる減塩メニューの講習会などを開催。鈴木たちの提案が役場や住民有志に受け入れられた。



鈴木の時間もあの日から止まったままだ。津波で親戚7人が犠牲になり、町内の自宅は流された。黄色のベストは全戸調査の際にメンバーが着用したもの。「これ以上、死なせない」。当時と同じ思いが精力的な活動の奥底にある。



(出典:日本経済新聞)

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